MISSI'S BLOG

のんびりやってます。

flowers7月号「ポーの一族 ユニコーン」vol.1

月刊flowers 2018年7月号(2018年5月28日発売) [雑誌]

月刊flowers 2018年7月号(2018年5月28日発売) [雑誌]

ついにflowers7月号がでました!!

その前に、前の記事5/18の案件は暗礁に乗り上げてますねー(><。)ちょっと置いといて。というか自分何もしてない・・・というか、当の漫画が追い越しに来てるから!!!!

と、感想に入る前に先月の予告の話に戻りましょう。
当ブログで予告の感想を書いたわけですけど、その時はモノクロ予告が余りに辛すぎて本心を文章にできなかったのですね。
アランの寂しそうな表情に、消えそうな足元。アランだけに降りかかるような薔薇の花が、もう、もう、葬送曲が流れててもおかしくない状況だったので!
2016年の舞台に突きつけられる、「エディス」の顛末!!もう考えるだけで逃げたいですよ!
「エディス」のラスト、エドガーはどこかで、ポーの村とかで隠遁しておるのであろうと想像したりは出来るけど、アランは、アランは・・・
炎の中に消えたように見えますが、はっきりとメリーベルのように消えた部分は描かれてないではないか。
結末をエドガーから、オービンの語りで締めてしまっているではないか。
ただ、このシリーズ(「エヴァンスの遺書」〜「エディス」の作品)はオービンが語り部として役を負って出ているので、オービンが締めるのはシリーズの構成として上手すぎて、感心するのですが。
いわば「エディス」のラストはオービンの想像で、オービンが想像した物語であるといえる。
じゃあ、エドガーは、アランは、その後どうなったとハッキリ描かれてないではないか。
だから、その後が無いなら無いで私的には、ずっとこのまま曖昧なままにしておいてもよいわけなのだ。
エドガーやアランの事を思い出し、時折、ふたりが仲良くロンドンの街を歩いていてもいいなとか・・・
現代の日本に密かに遊びに来ててもいいな・・・とか勝手に妄想しててもよかったのです(笑)

しかし、萩尾先生が信じたくない方の真実を突きつけてきたら?
エドガーがアランが居なくても、ひとりで過ごしている2016年なんて!考えただけで胸が苦しくなりそうです。
ううう、もう、立ち直れないかもしれない。
新刊が出るまで怖いし、暗い気持になりそうで、幻の本のことを考えたり、変なもの描いたりして(汗)必死に打ち消そうとしました。

そして、あちこちから「買った」「読んだ」の声を横に流して、一日遅れ(涙)の29日の発売日までネットを離れ、穏やかに普通の生活をしながら籠もろうとしておりました。

んが、それでもちらりと見てしまった表紙。スマホの小さな画面ですが、エドガーとアランの妙な華やかさが気になって気になって。
ていうか、今月号はきっとエドガー一人だろうと思ってたから。
ふたりだと〜!!そして、何ぃ?この軽やかな色彩は??と。

見たい〜と思ったら、もう、ノンストップですわw
電子配信・・・
・・・実は、私、電子配信を無料の試し読みくらいしかしたことがない〜!
更に捜すのに時間かかったけど・・・買いました。

表紙・・・キレイ・・・もう、ここでぼーとしてしまいました。ぼーとしたまま、ページをめくる(タップする)という感じです。
ほ〜、すぐ読めて便利なものですね。って感じですよ。
そして、すごい!すごい!なんていうこと!!ああ、キレイ!きゃー!やっぱりー!!うわーうわー!!
あ、ああ、あ、と、ページをめくる(?)のが軽すぎて、進むのが怖いの!勿体無いの!心の中で叫びつつ、何度も後戻りしたり小さいので拡大したりして、読み終わりました!



もう、言葉がとっさに出てこないです。

しかし、アランは!!アランは、まだ消えてはいないと!!信じていいですよね。
エドガーは ダイモンに付いて行くというけれど、それは危険な予感がするけれど・・・でも、アランのためなら火の中水の中十字架も聖書の言葉も乗り越えてですよね?

ああああ、もう、どうなるの?
来月が待ち遠しい!でも、この号だけで、まだまだ楽しめるわ。もう、あと何度も読んじゃう。この後も多分また読んでしまう。

あ、もちろん次の日は予約してたので、雨の中本屋へ行ってフラワーズ買ってきました!
本はやっぱ、指に馴染むというか、先生のペン先が実感できるというか、雑誌サイズの大きな画面でよいです〜〜
改めて、まじまじと眺める表紙がやっぱ華やかで、眩しいです。
アランがアランです!!(この説明不要感)
この服ね、ふたりがこういうの着ちゃう??2016年(2018年?)楽しくなってきます。
アランの金ボタンがA模様なのも発見。おそろい。お高そうですね(^^)アーサーが頑張って買った?

それから本誌の表紙も華やかなカルテットで美しいですね。でも、バックが意味深(うあああ)

ブランカは本編ではファルカの回想にしか出てきませんが、この表紙では明るそうでよかった。
いろいろあっただろうが、ファルカは楽しく優しそうだから、意外とうまくいってそう。

ファルカ←ダイモン←老ポーで、繋がっているのに驚き。
確かに、「春の夢」のファルカは、自分のことを全部は語ってなかった。
「春の夢」で語られてない何かがまだまだ出てきそうですね。

そして・・・藁・・・
ううう、想像ですが、火の中へ落下したアランを、あの後、エドガーはすぐに追って階下へ飛び降りて、消えかけたアランの一部?をつかんで、自分のエナジーを送り続けたということでしょうか?
エディスを助けた記憶が無いけど、まあ、咄嗟の馬鹿力みたいなもので、目をくぐり移動移動で、助けた後にグールの丘へ移動したのかな?
エドガーの痛々しい姿、コートの上でもほんとに痩せているのが分るわ〜。
そしてエドガーが、兎に角美しいな。
エドガーの「飢え」はどうすれば収まるのか?
ダイモンが追放された理由は?とかとか気になることはいっぱいある。
そして、後から、イマゴロ、今回のタイトルが「私に触れるな」だと気がついた。
キリストの逸話を入れてくるの何気に、カッコイイですわ。

今回、びっくりというか、会話だけで進んで、出会ってすぐ喫茶店へ行って、そこを出て行こうとしていくところで終わるという。
あまり場所移動なく、ほんとうに台詞で進行する舞台を観ているみたいだなぁと思いました。でも飽きさせず、わかり易いのは、流石。
来月はその喫茶店を出て、どこまでエドガーは行くのだろう?
そんなことを考えると、あのドアの向こう、どんな世界が広がるのか、何があるのかとドキドキ・・・
今月は話の中でアランの姿は見られませんでしたが、来月は期待してよろしいでしょうか・・・ドキドキ・・・

ではまた来月号で!!!

 ちょっと書きます♪

前回の記事で、新たな情報でちょっと明るい前向きな気持になりましたと書いてるのですが、それについて(´∀`)

予告発表後、2016年ショックを受けていると、twittreでフォローしているいちごが濃いこりんさんが不思議なの呟きをしておりました…

いちごが濃いこりん
‏ @nympheas2
4月30日
あの、そういえばJK時代、大学生のモー様ファンの方に「メリーベルがいる異次元にアランが降ってくるw」みたいなイラストを見せてもらった記憶があるんだけど
だから死んでいないよ〜みたいな…

https://twitter.com/nympheas2

いちごが濃いこりんさんも、アランが好きなので、どこかの同人誌でも読んで、アランが消えたのを認めたくないの、わかるわかるって思っていたのですが、更に話を聞いていると、萩尾先生のカットで、ちゃんとした評論などの雑誌で、対談風だったとか…

う〜ん、そういえば…
2016年ポーの新作が発表されたころ、萩尾先生熱が再発。萩尾欠乏症にかかった私は本だけで飽き足らず、ネットを見たり、気がついたら2ちゃん(今5)もぼちぼち読んでました。
その中で「萩尾先生が対談でアランは生きている?続きを考えている?と言ってた?」という書き込みがあったのです。
でも、雑誌の増刊号で、廃刊らしいし、誰も知らないネタだし、検索しても引っかからないしで、確証できないので、とりあえずメモしてそのまま忘れてたのです。

でも、こりんさんまで、そういう本があったのだというなら、その本はあったのか!?
しかも萩尾先生の絵入りだなんて〜〜〜見たいよう〜〜
ただ、その後のこりんさんの調査で、絶版、出版元が違うそうで、詳しいことは不明のままですが…

まあ〜私同様に、予告のアランの寂しい顔に悲しみでどん底な方は、慰めにポースレ3の600あたりを捜してみて下さいな…
今のところ信憑性はないけど。
またはその当時の萩尾先生の考えであって今は変わることもありますし、考えの中のひとつということもありますが…

でも、微かに私は希望を感じました。
予告のアランは寂しそうだけど、決して諦めないですよ(>▽<
。)
こりんさんは引き続き調査中とのこと。
きゃー、ありがとうございます。

 フラワーズ6月号 ポーシリーズ予告

ポーの新作の予告が出ました!!!
https://natalie.mu/comic/news/280030
美しい逆さエドガーに、え?逆さ?花束抱えて、もしかしてひざまずいて誰かを見上げているのでしょうか?バックが無地で逆さなので、浮遊感があって不思議で美しいです。
と、うっとりする前に、予告文が「2016年ファルカがミュンヘンで…」ということを知ってしまい、ショックを受けております!!
もう明日へはいかない…と思っておりましたのに!!
ア、アランのいない世界なんて…

しかも、モノクロのイラストのアランの表情が大人びて寂しそうで、薔薇がアランの前だけに散らばっており、何度か観ているうちに、悲しい気持に襲われます。
それでも、やっと待ちに待ったシリーズが再開するってことで、気分は高揚して、不安もあるけど、萩尾先生が提示する世界を受け止めるさ!!と、落ち着いてきました。

さてさて、そんな時に新たな情報(次回書きます?!!)がもたらされ、明るい前向きな気持になりました。
そして、その事をまたぐるぐる考えているうちに、気付いたことがあるので、ちょっと聞いて下さいね〜〜

第一シリーズといわれる作品の発表順に、自己流ですが説明文入れました。

1.すきとおった銀の髪・・・・シリーズの紹介的な作品
2.ポーの村・・・・・・・・・・・・次作へ続く作品
3.グレンスミスの日記・・・・次の本編の主要人物(エドガー&アラン)がチラリと登場
4.ポーの一族・・・・・・・・・・このシリーズの主要作品
5.リーベルと銀のばら・・・「ポーの一族」に対する過去
6.小鳥の巣・・・・・・・・・・・・「ポーの一族」に対する未来

第二シリーズにも、同様に説明を。

1.エヴァンズの遺書・・・・・・第二シリーズの伏線が隠されている作品(エヴァンズの家系図にエディスの名前、エドガーの事を調査する人物)
2.ペニー・レイン・・・・・・・・・次作へ続く作品 
3.リデル・森の中・・・・・・・・次の作品の主要人物(オービン)がチラリと登場
4.ランプトンは語る・・・・・・・ラストの「エディス」に繋がる重要な作品
5.ピカデリー7時
6.はるかな国の花や小鳥
7.ホームズの帽子・・・・・・・「ランプトン」に対する過去
8.一週間
9.エディス・・・・・・・・・・・・・「ランプトン」に対する未来

多少こじつけかと思いますけど、第一シリーズの2話目と3話目が繋がった作品であるということと、第2シリーズでも同じように2話目と3話目が繋がっているんですよね。これは、偶然ではないでしょう?
更に第二シリーズでは短編が間に入りますが、「ランプトンは語る」発表後に過去のオービン、という流れも、普通に考えたら「リデル・森の中」と「ランプトンは語る」の間に入れた方が親切ですが、第一シリーズに倣って本編、過去、未来という形を則っていると考えると納得です。

なので、皆さん!「ポーの一族」はランダムに話が並んでいる訳ではないの!!
ハッキリ言いまして、ファンですが、萩尾先生、ここまで考える?怖いよ。やっぱすごい人ね。

ここまで書いて私はちょっと疲れたので、ひとやすみ。

あれこれ

こんにちは。
「春の夢」のコミックスの感想を今頃アップしていることから、お気づきでしょうが、私の中の時計は2017年のままです。←ああ、今、19・・と、キーを打ちかけて焦った!起きろ〜〜〜目を覚ますのだ〜〜自分!
さて忘れる前に書いておこうっと。

その1

宝塚の観劇の感想をだらだら書きましたが、あれからいろいろ調べて分ったこと。
ロミオ様は明日海さんじゃなかったあああ!
しかも、観たのはそれより一年後、一年違いであったあああ!!!!
ちょっとがっかりしましたが、まあ、「宝塚」の男役っていうものの、少年っぽい男役さんもいるのだという発見があったからいいわよね。
それから、舞台だからいろいろ原作と違っても仕方ないと思っていましたが、それとは別にあの「宝塚」で演出することは大変なことなのですね〜と、改めて知りました。
沢山いる団員さんを生かさなければならないし、やっぱりなにより娘役さんを立てなきゃいけないんだね。
それでも、アランに結構花を持たせてくれてファンは感謝しきれないです。明日海さんもステキですが、柚香アランもステキなので、とても気に入ってます。

ついつい、パート2を期待してしまいそうになるけども、そういう事情を知ると「小鳥の巣」は難しいのでしょうね〜。するのなら、やっぱ「メリ銀」か「エヴァンズ」とか?ああ観たい。それとも「小鳥」は話の中の1エピソードとしてなら出来るかな?それでもいい、観てみたいですね!

それより、ブログにまだ観劇してない方の為にネタバレ注意と書いたのに、読みに来てコメントしてくださったお二方が未観劇の方という。。。なぜなのか。イヤイヤ、ありがとうございますm(..)m


その2

ミク友ブログ仲間の亜樹さんがコピーになりますがマメに集めた萩尾先生のイラストのコレクションの一部をアップしております。
興味のある方はぜひ、そちらを訪れてみることをお薦めします♪(^^)
意外と知られてないカットやポスターもありますよ♪

ポーの一族」イラスト集〜綴じ込み付録①
http://mimosaflower.hateblo.jp/entry/2018/02/01/184819
ポーの一族」イラスト集〜綴じ込み付録②
http://mimosaflower.hateblo.jp/entry/2018/02/01/185207
ポーの一族」イラスト集〜綴じ込み付録③
http://mimosaflower.hateblo.jp/entry/2018/02/01/185817

フリージアやユーシスとメリーベルがダンスしているの(これ切り抜き持っている〜自慢)とエドマンドリン弾くのは当時から好きでしたが、私は初めて見る(記憶ないのかもしれんけど)「バンパネラの洗礼」(ちびエドかわいい)とか、笛のや布?の波の?のエドとアランもステキ!
これら全て収めた綺麗な大判の原画集が欲しいよ〜〜〜!!!!!

「ポーの一族〜春の夢」フラワーコミックススペシャル

あれですよ、これ、いつか書こうと思いつつ、雑誌でリアルタイムで興奮しまくっていたので、今更、何を書くんだよという感じであったのだった。でも、単行本発売したのだからそれはそれでアップなのですよ!と、言いつつ、今頃!
いや、ちょっと都合があって、すぐには買えなかったこともありますが、本当に興奮が長引いて、まともに落ち着いて単行本が読めなかったのですもんもん。
落ち着け!自分。
そんなわけで、まだ足元ふわふわしてますが、改めて読み進めていくと、思うのですが、丁寧で美しいバックや描きこみ、多分イマドキの漫画の中では台詞もコマも細かいのに、読み易いんだよな〜と感じるのは私だけ?
目の動きを計算されたコマ運びとかもあるんだと思うけど、間とかかな?単に萩尾漫画を読み慣れているからかな?

まとめて読むと作中に何度も「春の夢」の詩とメロディが流れるわけですが、その度に詩のイメージが違ってくるのがおもしろい。
まず一話でブランカの歌う「春の夢」、これまで一人で溜めていたものが一気に噴き出して、その後冬のさなかからの「春」を予感していく。
そして、エドガーは「彼女は僕の春の夢」と語る。
読んだ当初は、なぜだろうと思った。
でも全て読み終わった今では、ラストのエドガーのアランへの気持を語る瞬間がその答えのような気がします。
彼女の中に溜め込んだ思いを吐き出し、希望を持って生きていることの一瞬の喜びを、エドガーは共感することで「生きていること」を感じるのではないのかと。
これは少し解りづらいので、私の推測の域を出てませんが。

その後も、キャラクターの感情の流れと共に歌われ、そのまま「希望」だったり、予感に対する「期待」や「喜び」だったりと、変化が読み取れて面白い!
そして、そのまま、物語が「つづく」ことで、私たち読者の次回作への「春の夢」になってしまうという!!枕詞みたいな!?掛詞みたいな??<ちょっと違うかもしれないが(汗)

それは、もう「期待に満ちた夢」なんで!!私のテンション高めです。とは逆にこの作品の最後に流れる「春の夢」は、ブランカは失くした「得られることのない夢」なので、切なくもあり、美しく、辛い。
あるいはその前のページの旅立つエドガーの姿にも被せてラストで流れる「春の夢」が、メリーベルと養父母と、ラストのコマは本当の母親の古い記憶という、なんてこったですよ!!
もう何百年経っても、「夢」として彼の中に生き続けるのかと思うと辛い。
年寄りは書きながら思い出すだけでじわじわ涙がでそうよ(>_<。)

ところで平成エドガーさんは、以前の少女漫画的イメージより、更に上品な英国人という風味が出てて(私の日本語・・・誰か通訳して!)、もっとクールな子だと思ったものの、動揺したりする姿に人間味を感じた。(←可愛い)それまでは、どこか閉じられた世界の夢のような世界だったのだが、「エディス」で絵に落ち着きあるからリアル感強くなってからの、あのラストなのでショックなのだが、今回の「ポー」で感じるリアルさは、そこからの地続きになっておりつつも、そのことは忘れさせられ(または何かを期待してしまい)元気なふたりの姿を拝めて、今も彼らは生き続けている気がして、少し夢見る気持を持ってしまうね♪とりあえず、萩尾先生が続きを描き続けている限り、夢見てますね〜(^^)
※以下リンクはたいしたことは書いてないが、雑誌発表当時の感想
2016年月刊flowers7月号
http://d.hatena.ne.jp/missikurage/20160612/p1
http://d.hatena.ne.jp/missikurage/20160612/p2
2017年flowers3月号予告
http://d.hatena.ne.jp/missikurage/20161228/p1
2017年flowers3月号
http://d.hatena.ne.jp/missikurage/20170201/p2
2017年flowers4月号
http://d.hatena.ne.jp/missikurage/20170304/p1
2017年flowers5月号
http://d.hatena.ne.jp/missikurage/20170417/p1
2017年flowers6月号
http://d.hatena.ne.jp/missikurage/20170505/p1
2017年flowers7月号
http://d.hatena.ne.jp/missikurage/20170604/p1

宝塚歌劇「ポーの一族」観劇しました♪


1月29日(月)宝塚へ行ってまいりました。
前の週は雪降りで山陰も列車が遅れたりして、週明けが心配でしたけど、少し和らいで曇りの時が続き一安心。
さて、神戸は何度も行ってるからと、甘く見てついうっかり阪急と阪神と間違えて大回りしてしまった(大ボケ汗)
途中で気がついて、西宮駅で駅員さんに聞いて、今津駅まで行って阪急今津線に乗り換えました。
更に宝塚駅降りてからどっちへ行けば劇場に出るのか、わからずにきょろきょろうろうろ。出合った人に聞いてうろうろ、また聞いてうろうろして、なんとか劇場へ向かう人の流れに乗って目的地へ。
親切な兵庫県の皆様ありがとうございました。
こういう感じなので、帰りも同様で阪急からJRまでがよくわからず、きょろきょろうろうろでしたよ。私はどこから来たの?わからない〜〜です。
さてと、宝塚!!

私の席は真ん中辺りの左端の方なのです。まあ豆粒ではないですが、表情は解らないからオペラグラスが必要でしたね。
でもまあ、役者さんより舞台全体に集中していればいいかなと思って観ておりました・・・ですが、思った以上に役者さんがよかった。オペラグラスが無くて残念。
改めてパンフレットなどで脳内再生するしかない!!!

(今回感想にも参考にさせて頂きました)

注)ここからネタバレあります!
東京公演や劇場やDVDを楽しみにしている方は後で読まれることをお薦めします!
    

舞台は「ランプトンは語る」のドンマーシャルとマルグリットらが空港で出会うシーンから始まります。
原作と違ってドンマーシャルの体験談はありません。あと、「ポーの一族」の記録を遺したバイクの子孫と、甥のルイスもおり、ここで、彼らはエドガーという謎の少年について語り合います。
彼は何年生きているのか?
彼らが名乗る『ポーの一族』とは何者なのか?

舞台の上では『エドガー』と『ポーの一族』が現れます。ドンマーシャル達の目の前に現れたのではなく、観客に彼らが追う「エドガー」の姿を見せる演出ですが、ものすごくオーラ感あって、遠目にも神秘的で美しい存在なのがわかります。
彼らは人間の血を吸うバンパネラで、永遠の時を生きる存在なのだと、ここまでの流れでよくわかります。
オープニングはこう来ますか〜〜と感心しました。

そして、エドガーが一人で佇んでいる姿は悲哀が滲み出ていて、見ているだけで思わず涙がこぼれそうです。
あの漫画の中で、細い身体に悲しみを抱えている姿を、明日海さんが再現してくれてます。すごいです。

そして、エドガーの生い立ちからバンパネラになってしまうまで、怒涛のような劇が続き、メリーベルと再会し、数年後にアランと出会い惹かれあうところで一幕が終ります。
もう、一幕だけですごかったです。息の詰まるような興奮も冷めぬまま、幕間が30分あり、外へ出てみると
ポーの一族をイメージしたカクテルが販売していたりして、皆さんくつろいでおりました。
私は売店でパンフレットなどを購入。CDも欲しいかもと悩みましたが・・・DVDも出るからいいかな?と。。。
でも、明日海りおさんの歌声は好きです。

実は私は数年前、ここで「ロミオとジュリエット」を観たのです。
その時は宝塚への興味はなく、ただ知り合いの方々と「あの宝塚へ」という興味本位で乗り込んだ程度だったのですが、意外と面白かった。(この時はバスツアーなので迷子になることはなかったw)
もともと舞台の上の仕掛けや演出は興味あるし。「ガラスの仮面」世代だしwあと「夕鶴」。それから60年代ミュージカル映画が好きなのだ。
なんといいましょうか、ひとりで宝塚へ行く原動力になったのは、この時の好感触のせいなのであります。

そしてその時の「ロミオ」が少年っぽいのがよかったと、思い続けておりました。
そして微妙にロミオと友達がBL風味なのがツッコミどころ。
そうです。その時は知らなかったのですが、「ロミジュリ」の監督演出はポーと同じ小池修一郎
宝塚も腐女子に寄せてきてるのかしら???いやいやまさか私ったら腐った目で見ちゃってゴメンなさい。
と思ったのですが、何のことは無い、小池氏は萩尾先生など少女漫画を踏まえてらっしゃるからなのですね。
そして、この前の「AERA」を読んだのですが、明日海さんは、その時交替で「ロミオ」してたかもしれないという。

AERA1/15号

AERA1/15号

もしかしてもしかして?と思ってましたが、歌声を聴いてて、ああ、あの「ロミオ」さんですよね!と思いました。
でももう一人の方かもしれない?ま、でもいいや。運命の再会と思い込んでしまいました。なんちゃって。
オタクなんで、ついアニメ版るろ剣涼風真世さんみたいに声優さんをしたら人気でそう?なんて考えちゃった。私は女性の少年役声優さんは役ごと好きになるので(^^)緒方恵美さんとか、田中真弓さん、高山みなみさんとか好きなんですよね〜♪

かなり話がずれてしまいました。。。感心したのは馬車のシーン、しっとりとして、好き。
馬車に、エドとアランの出会いシーンに馬は必要ですが、まさか宝塚のお嬢様は馬役なんてしないよね〜?馬はどうするのかしらと思ったら、いい感じに馬は出てこないように変更してあり、感心しました。
そのアランとエドガーが出会いでは、アランがちょっとおバカさんでくすっとしました。
アラン役の柚香さんはどうなふうだろうと期待しておりましたが、アランの孤独を隠して強がっているだけでなく、少年らしい可愛らしさも感じられてよかった。
エドガーとアランが並ぶと、ホント可愛いというか美しいお人形さんみたいでうっとりです。
あと、エドガーの分身?なんだあれと思ったら「エドガーの影」だそうです。あれも面白い。

二幕はクリフォードとジェィンの婚約披露宴から始まります。
またまた場面がくるくる変わっていくので、息が詰まるようです。
原作には無いキャラも出てきます。この辺は「ホームズの帽子」の降霊術会から来ているのでしょうが、たぶん物語を面白く、原作を知らない人にわかりやすくするためかな〜?と考えました。
この他の微妙な変更は、いろいろと時間も限られているし、舞台のわかりやすさを優先する為だと思うので、仕方ないことだと思って観ていますが、エドガーがアランと海を眺めているシーンや、シーラが海辺の小屋に入る前のシーンとか、海辺の感じがしないのが残念と言えば残念かな〜。
アランが聖書の言葉を唱えるシーンは原作ではめちゃ好きなシーンではありますので、ちょっと違うけど再現してくれてありがとうかな?
しかしメリーベルが、準主演ではないという時点で察してしまうのだが、いろいろざっくり端折られてしまって長年「メリールと銀のばら」映像化をいつの日か観たいな〜と妄想して数十年の私は、今回は寂しいです。
ミュージカルという事で、「からみつくよ〜」の歌や「銀の髪の少女がいました」とか再現あるかと思ったのですが。
「ハンプティダンプティ」とか「クックロビン」とかもチラッと期待したんですが(^^)ハハハ・・・
でもメリーベルが不幸な病弱な妹になってしまって残念と思いかけたけど、アランを仲間に加えようとするエドガーを止めるシーンがあって、彼女なりに主体性のあるキャラであることが分って良かったなと思いました。
そんでもって、やっぱメリーベルの最期のシーンには思わず涙でてしまうよ。

そして、母親に裏切られ、叔父を殺してしまったかもと混乱するアランの前に窓から現れるエドガー。
気のせいですか?
ここで観客が「待ってました!」って感じでどよめいた気がしたのは気のせいですか?
リーベルの時には窓なかったのにwww
このあとふたりの笑い声が風の中にこだまして、執事さんが「風につれていかれた?」って台詞も無かったな〜。
ここでそれ決めちゃうと、そこで終っちゃうからかな???
すまんな、原作ファンはあれこれツッコミ多くて。
そして、なぜかゴンドラというか、クレーンですね。サイドの席なので、クレーンのアームが見えてしまって・・・w
舞台の天空をゆらゆら漂う演出ですか?この時は2階席うらやま!!!しかも左サイドは来ない!!!機械操作担当を憎む!
もう、なんかね。宝塚の娘役さんっていやー昔から美人で歌うまで、ちやほやなのに、今回ばかりはごめんね。ヒロインはアランさんなんですーーて感じでございますよね。
そもそも私が「銀ばら」映像化を待ってたのは、まず時系列にしないとわからないのではないかとか、やはりヒロインが必要だからと思ってたからなので、そこを吹っ飛ばしてくれた「宝塚」恐るべしでした。ありがとうございました。

このあと「グレンスミスの日記」のラストに繋がって、ギムナジウムの生徒達の後ろに行って二人が立っているのは、かっこいいエンディングだったね。
今もこうして人間の中に入り込みながら、永遠の時を生きて次の獲物を探している異なる存在がいるよと思わせてくれるよ。

終幕の感動やら興奮さめぬまま、フィナーレのダンスが始まり、ほうほうと感心して、きっと心を奪われたお嬢様もおられたでしょう・・・気がついたら本当に幕です。席を立つのは寂しいな。
ああ、近くなら、立ち見でもいいのでもう一回いや、2回くらいは観たいにゃ〜〜〜と後ろ髪ひかれながら帰路につきました。
パンフレットを確認しますと、3月20日にDVD発売。それから3月25日千秋楽を映画館でライブビューイングだそうです。
鳥取は無いです(はいはい諦め感) 隣県・・・今のところ、諦めてますが、何故か、「ああああ行かねば!!!」
という謎の使命感が抜けなくて、怖い怖い怖いです。
とりあえず、DVD買うかな・・・

YOU1月号「王妃マルゴ」29章

YOU 2018年1月号

YOU 2018年1月号

今回エリザベトお姉さまから頂いたハートの赤い小箱が出てきます。1巻で無邪気に結婚の秘密を知りたがっていたマルゴ。
そんなマルゴが自分の中の深い愛に気がつく瞬間…なんていうか、イマドキの言葉でいう神回的展開!面白かったです!!
こうして前回のノストラダムスのカードに続き連載当初の小道具が出てくると、この連載もそろそろ終盤かな〜と思われ何だか寂しいです。といっても次回は夏以降?雑誌の対談で東京オリンピックの頃まで?は続くようなお話をされていたので、終るのはもう少し先の話ですが・・・
母親の目を離れて自由に、好きなように生きるマルゴは生き生きして素敵な女性ですね。
でも、アンリの妹には、深い感情があって、マルゴに心を開かない。
それは、解るよな〜。カトリーヌの娘のマルゴを許せるほど広い心ではいられないわよね。
ナヴァルは寛大というか、ちょっと底抜けなおおらかさだと思いますよ。でも、おそらくマルゴが他の人と複数の?愛人関係を持っているのではないかとか、吹き込まれているんじゃないかな〜???と、推測。モンテニュー氏を歓迎するマルゴに「きみはじいさんも好みだったのとか言っているし…
もっと嫉妬したり独占欲を表に出した方が人間っぽくなるよ。ああ、マルゴの兄、シャルルがそういう人間でしたね。懐かしい。まあ人それぞれ。そのおおらかさがナヴァルの魅力でもあるよな〜

そして侍女の出産に立ち会うマルゴが、子供を手にかけなければと決意するシーンは緊迫感あって、圧巻でした。そこからの別離が気の毒で、悲しいです。
でもこういういろんな事もあって成長していくマルゴが、この先どんな女性に、どんな人間になるのかな〜という楽しみがあります。

さてこれで6部終了です。2月に単行本が出るようです。
「マルゴ」のコミックスの装丁、上品で綺麗なので揃えるのが楽しみ♪