MISSI'S BLOG

のんびりやってます。

萩尾先生のSF原画展行きましたぞ

http://hagiomoto-sf.com/
9月9日から開催で、9日には対談もあり、(当選すれば)生の先生が拝めるチャンスだったのですが。。。予定がずれてやっと10月になってお出かけしてきました!!!
じ、実はひっさし振りの神戸ではないですか!
昔は何度かポートピアへ行きましたが、六甲ポートアイランド?って?どこ?どこどこ?ポートアイランドと繋がっているのかしら?USJに繋がっているのかしら?それは大阪←大阪港の方へ昔なんやかやで行ってたのでwwwwかなり混同していたようだ。
とボケボケなまま出かけたら、迷子になっているところでした(爆)
路線地図を確認しながら、無事、六甲アイランド「神戸ゆかりの美術館」へ着きました。
駅降りたらすぐ左手に素敵なビルがありました。


素敵。。。上のほうの階へ見学、展望できなかったのかしら?と、今頃になって思った。。。

手前の黒いのはなんだろうと思ったら、私の携帯についてる黒猫だった。。。。


入場して、すぐお出迎えしてくれる阿修羅さんとレッド星ちゃん

隠れたところにマージナルのキラちゃん発見!

SF作品ということで、SF漫画の表紙、カラーページ、モノクロ原稿(複製原稿も有り)、イラスト、SF小説に提供されたイラストなどなど展示してあります。
まず初期作品の「あそび玉」の原稿!あの当時にこの作品をよくまあ少女漫画で掲載できたなぁと感心しちゃうのですが、これ、原稿なくしてしまったので、ゲラ版?の汚れを先生とアシさんがホワイトで消したのだそうですが、でも、汚れが気にならないほどのきれいな原稿に感心したりして。
ともかく「あそび玉」含めて「精霊狩り」や「キャベツ畑の遺産相続人」など大好きな作品から始まるので楽しくなってしまいます!
特に「みんなでお茶を」は読んでいた当時、漫画から潮の香りがして強い印象に残ったあのシーンが!
もちろん、原稿からは潮の香りはしませんでした(^^)

「11人いる!」も大好きで、いろいろ思い出もあり、書いていたらきりがありません。タダのきれいな唇が生も同じ色だな〜とかw
初期のラストに「月蝕」があって、もう緻密な美しいペンタッチ!!
全ページが展示されているので、未読の方にも素晴らしさが分ると思いました。

阿修羅さんのイラストは大きな原稿に描いてあると思ってたのが、普通のサイズだったので、思ったより小さいのに何故か衝撃を受けたりしました。(それは「銀の三角」でも言えまるかも。見開きなどは頭の中では大きく広がってたから、これって、普通の原稿のサイズなんだ…みたいな。)
大判の日本画ふうな阿修羅さんがよかったなー。
そうそう、作品集の表紙って、小さいですよね。あれもびっくりですが、文庫のカバーも小さいのにびっくり。
なのに丁寧で、細かい作業!
∀ガンダム」の確か2巻のカバーの絵はよく見ると衣装に白い羽根がいっぱい描かれているのがキレイだったのですが、印刷にはこれキレイに出てないです!!勿体無い!

結構じっくり観てたけど、近作の辺りにきたらもうあっと言う間でした。
9日に対談されたDVDも放映されてて(20分)、色々含めて2時間?
疲れたけど、満足でした♪

YOU10月号「王妃マルゴ」第26章

YOU(ユー) 2017年 10 月号 [雑誌]

YOU(ユー) 2017年 10 月号 [雑誌]

前号の感想で何が起こるの?どんなめにあうの?っておびえておりましたが(え?愉しんでたようにみえまして?www)、そういう展開ではありませんでしたw
今月号はすごく女の身として、それぞれの女の立場が描かれており、身につまされる感じになるお話しでした。
我が子を亡くしたと思っているマルゴ、流産して義母から強く窘められびくびくしているルイーズ、去っていく前王の妻に、戻ってきた愛人。(この3人似ているけど、こうしてすれ違うから見間違わないのは感心だ)
そして、愛する妹の敵をとろうとする姉たちも、すごいね。当時はこういう暗殺もよくあったのだろうね。
うーん、もうね、いろいろ濃いくて濃いくて!
これ35ページくらいなんですけど、こんな濃いのを35ページでまとめられるのは萩尾先生くらいではないかしらんらんら?と私の頭もクルクルまわってしまうのです。
女だけではないですよ!男たちも、いろいろですよ!更にちょっと待って!マルゴの子供が登場しましたよ!カワイイよ。勘違いして、兄のことを父と思っていそうで、マルゴからしたら怒髪天じゃね?
なんていう運命かしらね。
運命といえば、デュ・ガストもお気の毒ったらお気の毒…
アンリはもう、ダメですね。やること無茶苦茶でございます。お母さんにはもう止められないし。
そうそう、改めて単行本の1巻を見直したのですが、ノストラダムスが予言してた映像では、アンリは口髭だけでしたが、現在は顎髭じゃないですか?口髭だけのアンリは今後見られるのかな???(ちょっと素朴な疑問)
もうひとりのアンリはクールに静観してますが、ナヴァルのアンリは心広そうで、おおらかなのですが、マルゴの心は読めないし、癒せないという、皮肉。
うまく噛み合わないまま、いろいろと交差していくのが物語りではなくて、リアルだな〜とか思いました。。。

YOU9月号「王妃マルゴ」25章

YOU(ユー) 2017年 09 月号 [雑誌]

YOU(ユー) 2017年 09 月号 [雑誌]

次の号が15日に発売なのですが、今頃感想!です!!
とうか「王妃マルゴ」の単行本1〜5巻の感想さえまだですのに、なぜか25章から始めてしまう行き当たりばったりなワタクシ。
(え〜だって、YOUの表紙が素敵じゃない?アップしたいじゃない?それに、今月面白かったのですもの…!!)

とうとうシャルルお兄ちゃん(結構好きでした。モデルもあの方ですし…)お亡くなりになり、アンリ兄ちゃんが帰ってきました!
(どうでもいいけど、私の感想文に高尚さを期待してはいけません。今更な忠告)
アンリ兄、身近にいてほしくないタイプの人ですが、天使の顔した悪党とか物語の登場人物としては楽しく、シャルル兄やナヴァルのアンリとは別の意味で、好きです。
自分中心身勝手なヒトです。ポーランドの王女はお気の毒ですが、お嬢さん育ちで、人を見抜く目が無かったということで。まあ、マルゴもマリーもこの人に関わって迷惑こうむってきたからね。つかの間だけ恋愛気分に浸れたし、お宝泥棒されただけでよかったと思いましょう???
一方、マリーは気の毒だけど、この人がうっかり気がなびいたら、なびかなくっても無理やり花嫁にされたら可哀想だし、どうしようと思っていたので、悪いけど清廉な人のままでいられて安心しました。旦那カワイそう…

そして、登場した時からアンリにマリーに間違われて、嫌な予感が的中の、運悪く玉の輿で花嫁になってしまったルイーズさん。
「玉の輿」がこれほど運が悪いという、なんて運の悪さ。それも嫌な女だったら、まあいいかと思うけど、親の縁が薄く婚期が遅れてて…なんて女としても同情してしまうじゃないですか。
という感想とは別に、こういう美女がどんなめにあうの?かという期待させてしまうのよ!怖いよ。怖い私!!!(そんなわけで妙にテンション上がってる)
さらに結婚式に蝙蝠って?
ああでも、結婚式の衣装って、昔見た西洋絵画や童話の挿絵の世界まんまで子供のころは夢のような世界と思ってたけど、こうして漫画で読むと、この世界を体感してる気がして溜息でますわ。。。
おっと、話が飛びました。戻りましょう。

今までは血なまぐさい事が起こりそうな時に鴉が象徴的に登場してたけど、蝙蝠って?な、なにが起こるの〜〜〜!?うわぁあああ〜〜!!
と云う訳で、ではまた次号ね。

今日の虹

久しぶりにきれいな虹見たので(@゜▽゜@)

今日はいい天気だったのですが、昼過ぎから空がゴロゴロ鳴り出して、どしゃ降りになったと思ったら、晴れてて仕事帰りは日傘を差して帰ったのですが、汽車を降りたら降ってた。空は明るい。
真上から西は晴れているから、狐の嫁入りっぽい。

微かに複虹になっているのですが、はっきり見えないです。

「ピアリス」

ピアリス

ピアリス

まあ、なんとフラワーズの連載が終ったら、糸が切れたようにのんびりしすぎて、いや、私も色々お仕事忙しくなるタイミングだったし、その上、暑くなって、とんでもなく暑くなって、(36度の日もありました…)頭がぼんやりしたり身体が暑さに付いていけなくて、仕事場とかは冷房が効いててよいのですが、温度の切り替えに時間かかるし(歳といわれたら否定できない)などなどで、ブログ、ひさしぶりだな。
7月中に萩尾先生の単行本出たのに、7月中に書かないからまた8月に新刊出たし「YOU」のマルゴも再開してるし、もう乗り遅れまくりです。いや、「マルゴ」またまたすごいおもしろい展開なのに。でも感想書くにも頭がもう回らないかもしれない。
9月には神戸で展示会が始まるので、ぜひ行きたいのですし!!!
あらはらあれ「ピアリス」の感想書く前になにこの長い前置き。

「ピアリス」は昔雑誌に別名義で書いていたSF小説の作品だそうで、単行本未収録ということと、その別名義の「木下司」氏は自分であると公表したことで注目が集まったのですが、確かに確かに「SFアートワークス」のイラストの解説で能力者の双子の子供ということで、萩尾先生の好きな設定だからお仕事されたのかしらとか思って、いつか読みたいと思っていたところだったのですよ。
その小説を今回初めて読んで、イラストがあるのでイメージしやすいせいかもしれませんが、萩尾先生のSF世界観を感じる作品で、未完ながらとても満足しました。
まずユーロが在籍してた寄宿校の設定も興味深い。教師も生徒も一緒になって働いている。そして、そこで出来た友達との話が優しくて泣けてしまう。
口絵の拘束されたユーロのカラーイラストが美しくてついつい眺めてしまうんだけど、状況がどうもヤバイよね〜と薄々感じるんだけど、本当にやっぱ、辛かった。残神な萩尾先生だった(^^;
これまた泣けるんだけど、きっといつかピアリスが助けてくれると勝手に期待。
ユーロは、キャラの系統としては「マージナル」のキラっぽいのだけど、ストレートの金髪?髪美少年タイプ!!! 好きvvv
もっとイラスト拝みたかったです。
ピアリスは、普通の女の子のようだけど、過去視の力が結構すごいな、やるな。未来を視るよりも、過去を視る方が地に着いているからでしょうか、あるいは女ならではでしょうか?彼女のいる世界も苦しそうなのに、彼女の方に生命力のたくましさを感じてしまうの。いいこだよね〜。
義母との会話とかも好きです。
未完ということなので、期待はしてなかったのですが、いやいや、甘いね私。とても面白かったです。いろいろ深いです。
ふたりのいた国であった戦争のこととか、何か謀略臭いし、これからふたりが巻き込まれそうなこととか、ふたりが再会したらどうなるのだろうかとか、自分の想像力ではとうてい及ばないけれど、面白くなりそうで、とてもとても続きが楽しみです。
萩尾先生がいつか続きを書かれる日まで、待ってます!!!
漫画化でも最高に可!!!